2012年の非正規雇用は労働者全体の35.2%と過去最高の水準となった。(総務省・労働力調査より)
(念のため述べておくが多種多様な働き方を否定したり、非正規雇用そのものを否定する意味ではない)昨年の統計。全体で35.2%。驚くべきことに、働く女性のなんと54.7%が非正規雇用である。1995年20.9%と20%の大台に乗り、2000年には、26.0%。その後、2001年から非正規雇用はさらに拡大し、12年で35.2%となったというわけだ。今や、3人に1人は非正規雇用だということ。(参考:2001年4月~2006年9月は小泉政権)ちなみに、ここ数年は伸び率は鈍化しているものの、それでも、増えていることには変わりない。
企業が当然のように利益を内部留保をまわしたり、株主配当にあてるのを見るにつけ、最近、高収益の企業には何か義務を課す時期にきたのかもしれないと思うようになってきた。このままでは正規雇用と非正規雇用の割合の逆転という時代の到来もあるかもしれない。
(減少していく)正規雇用の従業員の給与を上げるだけではなく(それも大事)、非正規から正規雇用への道を開くこと、最低賃金を少しでも上げていく努力をすべきではないか。深刻な問題。