3月11日(水)の世田谷区長 保坂区長のインタビュー① です。
(三宅)
はい、皆さん、こんばんは。
三宅雪子ツイキャスナイトインタビュー、ということで、本日は3月11日、あの大震災から4年となりました。多くの犠牲者の皆様に哀悼の意を表紙まして、また、1日も早い復興、復旧への願いを申し上げて、本日の番組はスタートさせていただきたいと思います。
え〜、世田谷区の保坂区長が本日のゲストであります。
ちょっと音のほう消していきますね、はい。
これ、パソコンの音が入って申し訳ございません。
はい、ということで、保坂区長、よろしくお願い申し上げます。
(保坂)
よろしくお願いします、こんばんは。
(三宅)
こんばんは。
(保坂)
こんばんは。
(三宅)
あの今日は式典がたくさんあったと思うんですけれども。
(保坂)
そうですね、例年、南三陸町の追悼式に参加をしてるんですが、ちょっと都内にいなければいけない用があったんで、2時46分の時間に向けてですね、代々木公園で開かれていたコンサートとトークイベントとね、市民団体の方々がやっているところに駆けつけて、ちょっと黙祷時間にむけてでかけました。
区内でも、駅前とかで募金を呼びかけたりとか、福島から原発事故で避難してきている人たちが、まだ随分世田谷区内に残ってらっしゃって、皆さんを励ましながら交流するというような、そういう催しもやりました。
(三宅)
はい、だいぶあの今日もお忙しかったという感じですね。
(保坂)
そうですね、はい。
世田谷区では、区民の方へ募金をしてもらって自治体から自治体にお渡しします。東日本大震災復興支援金というのを続けています。3年と10ヶ月ぐらいで、今1億1千万ぐらいになって、6回に渡ってそれぞれの市町村に直接渡すということで取り組んでいます。
今でも募金が続いているということで、協力をしていただく方は多い...。
(三宅)
そうですね、世田谷区の募金が多いというのは聞いております。
(保坂)
ええ。
(三宅)
それでですね、今日はたいへんお忙しい中ありがとうございます。
30分とまあね、時間が短いこともあって、2点に絞って、お話を今日はお伺いしたいなと思っております。
(保坂)
はい。
(三宅)
まずあの1点目がですね、子どもの声は騒音かという問題についてなんですが...。
(保坂)
はい。「子供の声は騒音か」という問題ですね。世田谷区のホームページには区長のメールというのがあるんです。
いろんなことを直接言ってきていただく中に保育園のお母さんから、せっかくうちの子が行っている保育園は園庭があるんだけれども、午後になると使えなくなってしまう、どうにかならないでしょうかと、そういったメールが来ました。
そんなことあるのかなと思って連絡をとり、直接、来てもらってお話を聞くと、どうも強くクレームを言われる方の手前、いろんなやり取りの中で、園庭には午後は出ませんということに実際はなっていたらしいです。静かさを求めるのもわかるけれども、保育園にいる子どもたちが、からだも動かせないと、いうのはこのままでいいのかなと思って、ツイッターで発信したところ、見る見る間に拡散していって、うちにはこんなことがあるとか、事例ですね、全国から集まりました。
そして、実際にツイッターで意見を言っている人に集まってもらって考えようという催しをちょうど2年前、秋にですね、やったんです。
そうしたところ50人ぐらいの方が集まって、いい議論になりました。中には聴覚性過敏の方が、いるんじゃないかなっていう声もありましたけれども、やっぱり地域と子どもたちの声が共存していく道を探そうねっていう話になって、そのときにはいろいろ新聞とかテレビで報道されたんですね。
(三宅)
いわゆるじゃあ保育園に子どもを預けている方々に集まっていただいて、ご意見を聞いたっていう形なわけですよね。
(保坂)
そうですね、まずそこから始まってますね。
(三宅)
はい、はい。
(保坂)
その保育園が一つのところでそういう問題が起きているんじゃなくて、ツイッターを通してですね、いやいやいや、こちらでもそうだよとか、あの保育ジャーナリストの猪熊弘子さんからも情報を頂きました。ファイト、ファイトと言いながら中学生が部活でランニングしますよね。
(三宅)
ああ、言いますよね。
(保坂)
そのファイトがうるさいので、口に出すのはやめて、心の中で言うという風になってしまったと。
(三宅)
心の中で、口に出さずに、はい。
(保坂)
そんなことが全国各地に広がっているんだということもわかりました。
(三宅)
ああ、そうですか。
あとね、もう一つ、東京都の場合は、ちょっと特殊な事情があると思うんですけれども、都の条例で都民の健康と安全を確保する環境に関する条例という中で、え〜、この中で何人もという文言があって、まああのほかの自治体よりもですね、ほかの自治体では比較的工場ですとか事業所がそれに当てはまるということになっていたんですけれども、子どもの分が入っているがためにですね、東京都はほかの自治体に比べて騒音に対しての、何て言いますか声が、ご意見が多かったりですとかね、また訴訟もね、練馬区であったりとか、またあのそういったことがあったと思うんですが、この都の条例はどのようにお考えでしたでしょうか。
②へ続く。