最近、投票時間の繰り上げについて調べていたら驚くべきことがわかりました。
2014年の衆議院選挙で投票時間繰り上げが33%になったという記事があり、大変気になっていました。
群馬のクマさん@kumasannda が調べてくださったデータです。
第47回衆議院議員総選挙(2014)
全県閉鎖時刻繰上率(降順)
https://goo.gl/UdW1eR
2014年総務省データhttp://www.soumu.go.jp/senkyo/47sansokuhou/ ... ... ...をもとにしています。
1位は福島、2位は群馬。なんと90%を超えています。
総務省のデータでは、千葉、神奈川、大阪はゼロです
てっきり、天候など不可抗力なことが理由かと思っていたら、ほとんどがそうではありません。
投票券に堂々19時となっているところもありました。
電話取材の結果・・・
「開票人の体力」「日没が・・・」「新聞の朝刊に間に合わせるため」「経費がかかる」と信じがたい理由ばかり。
なんと投票所の中には17時閉鎖のところもあります。平成9年(施行は平成10年6月1日)成立した公職選挙法改選では、「特別な事情があれば」閉鎖時間は4時間早められます。なんと16時!
この不名誉な2位の群馬県の20時まで開いている9箇所は、すべて、みなかみ町です。(これは町長さんを褒めたい)
普通に考えると、20時まで開くと野党が有利なように思えます。しかし、偉そうなことを言いますが、この本質はそんなことではありません。
有権者の権利の侵害、そう考えています。たとえ、自公が有利でも20時まで開くべきというのが私の考えです。
もう時間がありません。選挙公報や投票券の印刷がされてしまうでしょう。私たちができることは、
・県選管に意見を言う
・地元選管に意見を言う
・地元の地方議員に訴える
・衆参総務委員に訴える
この4点です。
閉鎖時間の判断は、実は首長さんの問題ではありません。しかし、各市町村の選管に「通達」は出せるのでは?と推測しています。出して頂きたいと思っています。
2014年にゼロだからといって、千葉、神奈川、大阪も安心できません。投票所を20時まで開いたけれど、その時間に来た人が少なかったという理由で、繰り上げすることもありうるからです。
この件は、調べれば調べるほど、驚きの事実が判明してきて、怒るというより、呆れています。各選管の苦し紛れの言い訳には「早く帰りたいから」という本音が見え隠れ。
正直、情けないと思っています。