みやけ雪子タイトル

2011年11月06日

国を守るために

昨日は、拙速なTPP協議参加に反対する街頭演説会とデモ行進でした。

街頭演説会は、多くの国会議員や専門家、著名人の方が参加し、昨日5日13時半~有楽町イトシア前で行われました。(賛成の集会はないのでしょうか・・・?)

山田前農水大臣の挨拶。いつもながら気迫に溢れていました。今、話題の中野剛志さん(京大准教授)、川内博史議員、田中康夫さん(演説のうまさは群を抜いていた)孫崎さん、首藤議員、篠原議員・・・。論客揃い。

しかし、外交の専門家の首藤議員をもってしても、横浜APEC直前にインドネシア政府関係者から指摘されるまで、TPPの危険性について気がつかなかったというのだから、恐ろしい話です。FTAAPからTPPへの流れ、再選を目指すオバマ大統領の変心。(当初は格差を広げるとしてTPPには消極的)

このTPPは、農業対工業、自由貿易といった問題ではありません。我が国のシステム、国の仕組み、ルールをアメリカに合わせるというものなのです。9カ国が参加なのに
も関わらず、協議参加にはなぜかアメリカ議会の承認が必要という異常さからもそれ
が窺えます。中国も韓国もタイもフィリピンもインドネシアも入っていません。東アジア共同体を掲げた日本に対して中国との接近を恐れたアメリカが、日本とアジアを分断させようとしているのです。

しばらく政界は反小沢、親小沢という括りで動いていました。このTPPで小沢元代表が発言を控え、表に出なかったのは(批判はありましたが)私は正解だったと思います。このTPP協議参加に反対している多数の議員らは、そういった単純なラべリングを
超えて、真に国を守ろうといったその気持ちだけで集まっていました。メディアもやっとそうした報道をやめてくれました。声を大にしたいけれど、あえて表に出るのをやめた(小沢グループの)議員がいたのはそうした事情も踏まえてでしょう。

『右も左も』と言っていた人がいましたが、まさにその通り。4日の決起集会も全政党から国会議員が参加。それこそ100年に1度の国家の危機を前に、これに反対しなければ何のための国会議員か、という全員の思い。選挙がどうの、票がどうの、処分がどうのというようなことは全て忘れ、ただただ国民の暮らし、命を守らなければいけないと切実な思いで集まった人たちばかりでした。

慎重派(反対派)議員は政治生命、まさに命そのものをかけて闘っています。では推進派の人達は同じような気構えで、このTPP協議参加に賛成しているのでしょうか。単なる無知から賛成しているとしたら、本当に残念なことです。

昨日は民主党に対して不満を抱いている方々も多く集まって頂きました。厳しいお言葉も頂きました。私達が国民の皆さんを失望させ、落胆させているのは事実です。そのそしりは決して免れません。しかし、このTPPの協議参加の阻止までは、心を一つにして闘うしかないのです。あと、残された時間はわずか。何としてでも、協議参加を
決めたと言われる野田総理の気持ちを翻意させなければ・・・。

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