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『今週の言いたい放題』
(※ゆっこときっこが週替わりに担当します)
『ゆっこの秘密基地』
『きっこ温泉(源泉かけ流し)』
『ゆっこの溜息』
『きっこの吐息』
『はみだし雑記』
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『きっこの言いたい放題』
「世界唯一の戦争被爆国である日本の役割」
日本が世界に誇る平和憲法を踏みにじり、自衛隊を軍隊にして、アメリカ製の武器兵器を大量にお買上げして軍拡を進め、日本をまた戦争のできる国にするために、安倍晋三首相は北朝鮮の脅威を煽り続けてきました。そして、北朝鮮を批判する時の安倍首相は、口をひらけば「国際社会と緊密に連携して」と繰り返してきました。このような表現を連呼すれば、少なくとも国内向けとしては、あたかも安倍首相の強硬姿勢が国際的にも評価されていると喧伝できるからです。
しかし、実際に世界各国のスタンスを見てみると、北朝鮮に対して「対話より圧力」などと言っているのは日本とアメリカだけ、と言うか、安倍首相とトランプ大統領だけで、大半の国々は「対話重視」の姿勢を続けているのです。そのため、この2人だけが北朝鮮を挑発し続けていると国際社会からは見られていて、「国際社会と緊密に連携して」どころか、安倍首相とトランプ大統領だけが国際社会の中で浮いているのが現状なのです。
その証拠に、日本時間の今年9月20日に米ニューヨークで開催された国連総会の一般討論演説では、日本の安倍首相が登壇する前に多くの国々の首脳が退席してしまい、安倍首相が口角泡を飛ばす勢いで北朝鮮を批判しまくると、残っていた国々の首脳らの中からも「聞くに堪えない」と言った表情で退席する人が出てしまったのです。こうした現場での状況は、日本ではどこのマスコミも報じませんでしたが、実際に配信された映像を観ればはっきりと分かりますし、現場で取材していた米メディアの記者も「日本の安倍首相の演説はガラガラだった」と記事に書いています。
他の国々の首脳の演説の映像を観てみると、フランスのマクロン大統領の演説では会場の座席の約3分の2が埋まっていますし、イスラエルのネタニヤフ首相の演説では約半分、カタールのシャイフ・タミーム首長やイランのロウハニ大統領の演説でも3割から4割の座席が埋まっていましたが、日本の安倍首相の演説では、1列に6つのイスのあるテーブルが何列も空席のまま虚しく並んでいるだけで、たまにポツンと人が座っていて、座席の1割も埋まっていなかったのです。一体、これのどこが「国際社会と緊密に連携して」なのでしょうか?国際社会は「対話重視」と言っているのですから、国際社会との連携を謳うのであれば、まずは「対話より圧力」という強行姿勢を撤回し、経済制裁は国連と歩調を合わせるべきであり、何よりもトランプ大統領を焚き付けることをやめるべきだと思います。