単体では電通が世界最大の広告代理店になるそうです。その電通の4代目社長吉田秀雄によって1951年につくられた電通社員のバイブルと言われる「鬼十則」が今話題になっています。
4代目の吉田秀雄社長があまりに有名でありこの時期に急成長をとげたこともあり、吉田秀雄社長が創業者だと思っている人も多いようです。その吉田社長が掲げたとされる行動規範がこの通称『鬼十則』です。
その1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは......。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
いわゆるギョーカイと言われるところで21年働いていた私もかなり身に染みついてしまっていたところもあり、我に返ると自分でも(まわりも)どうかしてたのはという経験も多々あるわけです。
中には確かに、ゆとり世代(この言葉好きではないのですが)に言いたくなるようなものもあるのですが、最近では深刻な問題となっている過労自殺などで特に 5が
いかがなものかという意見が多いのです。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは......。
どっぶりとこういう中で仕事をしてきた人間としては最近深く考えています。反省することも多いです。