みやけ雪子タイトル

2018年06月23日

「国会議員の妻」「ゆっこの溜息」 第65号より 


「森友学園事件」の前から、安倍昭恵さんには関心がありました。何回か会合でご一緒しましたが、明るく活発、感じはいい方です。しかし、他の元総理大臣の控えめな態度とは違うふるまいに「これが新しい時代の国会議員の妻か」(当時はまだ総理ではありませんでした)という感想を持ちました。


長く国会議員の妻として献身的に尽くす多くの奥様を見てきましたから、「私が」「私が」と自己アピールが強く感じる昭恵さんに、違和感を感じたのです。言うまでもなく国民の付託を受けたのは夫たる安倍晋三さんであり、安倍昭恵さんではありません。たまたま結婚した相手が国会議員となり、総理大臣なった、それだけの話です。

「家庭内野党」なるネーミングを自分につけ、総理(夫)に対してもちょっとモノを言えちゃうワタシといったキャラクターで一時期はリベラルとされる方々から期待もされました。

しかし、口癖の「夫に言っておきます」とは裏腹に、反原発だという昭恵さんに託した「再稼働をやめて欲しい」などのメッセージはほとんど総理には届いていなかったようです。そもそも届けるつもりがあったんでしょうか?いつしか期待は失望に変わり、誰も昭恵さんにはお願いもしなくなったようです。そこで起きた高江のお忍び視察。あの頃にはすでに昭恵さんに期待はなかったですから、なぜ、ああいう展開になったのかいまだにわかりません。

さてその後「森友学園事件」が起きて、私たちが想像した以上に安倍昭恵さんが、悪い意味で官邸や省庁に影響力を持っていたことが明らかになりました。世間知らずの(失礼)昭恵さんにしてみれば「いいと思ったものをいいと推薦しただけ。使えなんて強制はしていない。何が悪いの?」という気持ちなんでしょう。おそらく今もそういう感覚だと思われます。今回、問題になっているのは「忖度」です。総理夫人から言われたら「何とかせねばいけない」そう霞ヶ関の役人は動きます。悲しき役人の性ですね。

総理は「妻に活動を控えさせる」と国会で発言しましたが、できませんでしたね。一番の渦中の時期に大がかりなスキーツアーにけろっとして行った方です。最近では、「これは神様が与えてくれた何とか」という前向きですが、見当違いな発言で物議を醸しました。

人は亡くなったことは忘れてしまったのでしょうか?

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