みやけ雪子タイトル

2013年03月06日

最後の3人

昨日の「励ます会」(兼誕生会兼出版記念会)に駆けつけてくださった外交評論家孫崎享さんがご挨拶で述べてくださった話。

孫崎享 ‏さん ツィッターより

三宅雪子:今日、励ます会出席。終戦直後予算の30%米軍経費、削減しようとして公職追放になった石橋湛山を支えたのが石田博英で、三宅さんはその孫、第二のニクソンショックを防ぐためハノイ入りし、キッシンジャーグループに米国は北爆していることを忘れるなと脅された三宅和助氏の娘と紹介不思議なもので、意識しないまま、祖父と父からは、国を国民を守るためには、頑固と言われるが頑としてぶれないという反骨精神は引き継いだようだ。それは否定できない。民主党内では結局いつも反対派であった。(私から言わせると、党が国民の皆さんと約束とした方向から外れて約束していないことに邁進したからである。)党を離れてからも引き続き、原発・消費増税・TPP反対など。TPP。TPPは、経済協定の仮面を被った構造協議であり、アメリカの様々な仕組みが日本に持ちまれたあげく、今まで培った食の安全や医療制度などが脅かされ、どう考えても国益を著しく損なう恐れがある。

対米自立派といえば、そうなのかもしれないが、私は決して嫌米ではない。おかしい、と思うから反対しているだけだ。そうでなければ反対しない。

国会で活動した3年あまり、鳩山政権後の日本は、露骨にアメリカの顔色を伺う外交姿勢に転じたかのように見えた。日本国内のことよりもまずアメリカ、国会の中でつぶさに政権運営を見ていても、そのように強く感じた。復興・復旧が喫緊の課題であるのにも関らず、被災地の予算などに比べ(しかも、その予算の流用まで起きた)、訪米や日米首脳会談の度の「お土産」は桁外れに多額ではないか。国民の気持ちをないがしろにしているように感じた。説明も不十分に感じた。必要なものと胸を張って言えるならそう説明し、納得を得るべきだった、「外交は総理の専権事項で・・・」でいつもすまされたんではたまったものではない。元は国民の税金だ。

我々はアジアの一員であり、互いの価値観を認め合い、共に成長していくことが日米関係と同じように大事であることは否定できないはずだが(TPPはそのアジアの大国である中国も参加していない、インドもインドネシアも韓国も参加していない)残念ながら、ここ数年、そのアジア近隣諸国との関係は良好とはいえない状態だ。そしてアメリカとの関係はというと、言いなりになると言うことが必ずしも外交面にプラスになっていないのではないか。なぜかというと、その要求はエスカレートする一方に見えるからだ。アメリカが(どこの国も)自国の利益を考えるのは当然のことなので、何でもはいはいと言う国があれば、そこにものを言ってくるのは至極当然である。それを「NO」と言わない側がいけないのだ。

孫崎さんが最後に語ったエピソード。公職追放になった石橋湛山の元に3人の参謀だけが残った。そして、その後、石橋湛山内閣が誕生し、その3人の1人であった祖父は側近として支えた。私も同じような道をたどるのではないか(3人になるという意味ではなく最後まで小沢代表を支えるだろうという趣旨だと思う)、そういう話で締めくくられた。思わず、隣の小沢代表と顔を見合わせてしまった。小沢代表は、笑みを浮かべていた。小沢代表だからだけでなく、今の日本に必要な存在だと思うから、行動を共にしているわけだが、もちろん3人などならない。しかし、やはり、「小沢内閣誕生」は見たい気もする。しかし、その前にまず議席、だった!頑張らないと!

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