どこまでも、与党がこだわる15日特別委員会採決、16日衆議院本会議通過。
与党自民党の江渡筆頭理事が「15、17日の採決は考えていない」と一時、発言し、期待を持たせたものの、結局「採決スケジュール」は、全く変わらず。
反対の声は高まる一方で、この数日で、内閣支持率も各報道機関で支持と不支持が逆転。しかし、もはや、反対が100%になっても、強行採決するのではないかと思うほどの驚くべき「ぶれなさ」です。
何しろ、日程調整すらなし。与党は、野党側に15日の特別委員会での採決を打診、もちろん民主・共産は応じていません。
こういうのを「強いリーダーシップ」というのでしょうか?私には、そう思えません。ただ単に、国民の声に耳を貸さない政権、そういった印象です。
なんとか、数日前には、野党一致団結して採決阻止となり、15日の強行採決に向けて、反対の態勢は整ったはずでした。が。
昨日夕方に急転直下、定例日でない今日の特別委員会の開催が決まり、ここでまた、民主・共産は拒否、維新の党は応じるという不可解なことに。
定例日でない日の委員会開催は、慣例で全会一致が原則ですが、派遣法改悪に引き続き、またまた「委員長職権」しかも、維新の党は、出席、民主・共産は欠席という、ここにきて決してあってはいけない「野党分断」の動き。
このニュースで脱力したのは、私だけではないでしょう。各議員の発信を見てみましたが、特に、民主・共産の議員は、怒る以前に、唖然とした様子でした。
気になるのは、維新の党内部で、この件がコンセンサスが取れているのかどうかということです。そこが今のところ(14日7時現在)はっきり見えてきません。
いずれにしても、今日の動きは、注視が必要です。