通常国会が閉幕した。結局、予想された衆院の解散はなし。
今国会は、会期150日のうち、3月1日以降、野党からの度重なる要求にもかかわらず、なんと117日間も衆院の予算委員会が開催されなかった。
前代未聞である。過去、臨時国会を開かなかったことはあった。
国会議員(総理)でいながら、大の国会嫌いの安倍総理が審議から逃げ回る国会となった。逃げ回るのは疚しいことがあり、追及されるのが嫌だからである。
会中審査の議決のための開かれた予算委員会では、逢坂誠二議員(立憲民主党)が、予算委員会が100日以上開かれない異常事態に対してひとこと発言したいと動議をだしたが、自民、公明、維新などが同意しなかった。動議は否決された。質疑の予算委員会を開かないかっただけではない。発言すら認めなかったわけである。
7月21日が参議院選挙の開投票日である。争点は消費税増税か?2千万円老後資金問題か?