みやけ雪子タイトル

2019年06月17日

まぐまぐ「こわいものしらず」6月7日号より~取材の際の「ある儀式」~


独裁がとうとうここまで?というニュースです。経済部記者だった私も「ぶらさがり」「夜回り」経験はあります。その経験からもこの話にはドン引きしてしまいました。

菅官房長官に屈服する「番記者」  取材の際の「ある儀式」が定着 (選択出版)
(6月10日)

「菅義偉内閣官房長官の番記者が前代未聞の「屈服」をしている。今年四月初旬、新元号「令和」が発表された直後に出た週刊誌に菅氏の記事が掲載された。新元号発表の舞台裏に関するものだったが、記事中に赤坂の議員宿舎前での菅氏の発言が記述してあった。かなりの分量、しかも録音していたものをそのまま書き起こしたように詳細だったのだ。これを読んだ菅氏が激怒、

「今後夜回り取材は受けない」と番記者たちに通告した。困った記者らは知恵を絞り、「紙袋の中に全員がICレコーダーと携帯電話を入れて菅氏に見せ、『絶対に録音しない』と頭を下げて取材再開を願い出た」(大手紙記者)という」以上引用

菅官房長官が怒るのもわからないでもないのです。あくまでも「オフレコ」です。オフレコ話を書くなら一定のルールがあります。録音もろバレの記事を書くとは・・・菅氏が激怒したため、それから毎回、夜回り時に幹事社が紙袋を回してレコーダーなどを入れることになったそうです。これは明明かにやりすぎです。ただし、菅官房長官がそう命じているのか、記者クラブ側の

「ソンタク」なのかわかりません。あ、そういえば、東京新聞の望月記者は夜回りはどうしているのでしょうか?望月記者であれば、決して屈服しないでしょう。確か望月記者は遊軍記者ですから、こうした場にはいないのかもしれません。

思い出されるのは、佐藤栄作総理大臣(当時)の引退記者会見です。思ったように書かれない新聞が嫌いだとかねてから、豪語していた佐藤氏。引退記者会見の場でも新聞記者と喧嘩になって、記者が全員退席。たった一台のカメラの前で行った記者会見となりました。まだ気骨のある記者が多かった時代です。


 
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