運転免許返上をどう考えるか。
高齢ドライバーによる重大事故が毎日のように報じられています。
池袋の母子死亡事故後の容疑者も87歳でした。
高齢者といって、70歳と87歳では17歳も違います。
東京都ではこの事件後に返納が急増したとのこと。
5月は5759人。
この数字は統計を始めた2014年以降で月間の最多だったそうです。
杉良太郎さんが運転免許を返納したニュース。
坂上忍 杉良太郎の運転免許返納に「さすが」「影響力は結構なもの」
(スポニチ2019年6月10日)
「 俳優の坂上忍(52)が10日、MCを務めるフジテレビ「バイキング」(月~金曜前11・55)に生出演。俳優で歌手の杉良太郎(74)が東京・鮫洲運転試験場で運転免許証を自主返納したことに言及した」
「 坂上は「さすが杉さん。潔いというか、このタイミングで」と言い、さらに「杉さんが返納するっていう影響力は結構なもの」と多くの高齢者に影響があると予想していた」
一方、公共交通網がなく、車がないと困ってしまう人も多くいます。
また、かなり運転技術や認知機能にも個人差があります。
単純に年齢で縛ってしまっていいのでしょうか?
実地試験を定期的にしたほうがいいのかもしれません。現在は、免許返納ありきだった世論でした。
最近になって、運転ミスを防ぐこんな試みも考えられています。
高齢者専用の運転免許創設 安全機能付き車に限定(日経6月10日)
「政府は高齢ドライバー専用の新しい運転免許をつくる方針だ。
75歳以上を想定し、自動ブレーキなど安全機能がついた車種のみ運転できるようにする。
高齢者の交通事故の多発が深刻な社会問題になっており、対策を急ぐ。
ただ新免許は取得の義務付けを見送り、選択制を軸に検討する方針だ。新免許を浸透させ、事故の抑制で効果をあげるには課題も多い」
私も、「車社会」の群馬にいましたし、地方の交通の便の悪さをよく知っていますから、その対策をとらずにただ年齢だけで「運転するな」というのは、いかがなものだと思っています。(個人差があります)