NHKをめぐってのBPOの政府批判に対して、批判された政府側から抗議の声があがっています。
NHKをめぐるBPOの政府批判、妥当性は
放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会が「クローズアップ現代」などNHKの二つの報道番組について「重大な放送倫理違反があった」と指摘。その意見書で、政府を厳しく批判したことが波紋を広げています。(Yahoo!みんなの政治)
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6180936
この件に関しては、答えははっきりしています。
BPOホームページ http://www.bpo.gr.jp/
正しいか正しくないかは個々に受け止め方が違うのは当然です。批判や指摘・注意に納得できないこともあるでしょう。
しかし、第三者機関というものが絶対的なものであり、そこの判断にまで政府がいちいち気にいらないと介入してしまうことになると、第三者機関の意味がなくなってしまいます。
最近の第三者機関が名ばかりの「お手盛り」のものが多く、思うようになっていたからか、どうも政府側はBPOを同じように考えている節があります。
しかし、BPOは違います。最も「アンタチャブル」な存在でなければいけません。
NPOは1969年に設立された「放送番組向上協議会」がベースで、その後いくつかの組織と合併などをして現在の形となっています。
その間にご承知の通り、TBSの「オウム事件」にまつわる報道も含め、様々な問題に対処してきています。それも厳しい態度でです。
ここの判断には従う、このルールまで守らないようだと、ジャーナリズムの最後の砦がなくなってしまいます。
そういう意味で、BPOの政権に対しての批判は、真摯に受けとめ、反省しあらためる。それが取るべき適切な態度でしょう。
「また、呼んでやる」なんて、とんでもない話です。