代表選挙の間は、発信を控えていました。終わりましたので、感想を述べたいと思います。
2012年以来、色々振り返りながら「民主党政権はどうだったのか」と考えてきました。
その課程で2009年マニフェストも何回も読み返しました。よくできています。国民目線の夢をあたえる内容です。
私は民主党政権は現在の評価よりはよくやったと思っています。ただ、2013年の参議院で衆参ねじれてしまい、政権運営が難しくなってしまいました。
鳩山元首相にも、事後、あのマニフェストの実現は、1期4年では不可能でしたから、最初から2期8年やらせて欲しいと訴えるべきだったのではと僭越ながら申し上げました。
それを言わなかったため、あのマニフェストが魔法のように次々と実現していくという過大な期待を国民に持たせてしまいました。
例をあげれば、歳入庁の導入などタイムスケジュール的にも絶対に不可能です。
また、民主党政権が自民党政権から引き継いだ時、税収がこの数十年で最低の39兆円だったことも知らない方が多いので、この点ももっとアピールすべきでした。財源が過去最低の中でのスタートでした。
失敗は、消費税増税、TPP、原発でしょう。
ここでも誤解がありますが、この3点はマニフェストには書いていないので公約違反ではありません。
と、私は実際はよくやったという評価(だったら離党するなと言われそうですが、消費税増税には反対でしたのでいずれにしても除名でした)でしたので、代表選挙で、3候補がしきりに「反省とお詫び」を繰り返すことには大変違和感がありました。
自虐的にも見えましたし、自己否定にも見え、支持者に申し訳ないように感じた次第。
確か民主党時代はマニフェスト達成率も出していたかと思います。
2期8年やらせてもらい、かつ、消費税増税、TPP、原発でああしたことがなければ、長期政権になった可能性もあったかもしれません。
そういう意味では、鳩山・小沢退陣でせっかく上がった支持率をうかつな消費税増税発言で元に戻してしまったことが今さらながら悔やまれます。