今日10月3日(月)のニコ生電話インタービューのゲストは、現役の東京新聞記者の望月衣塑子(いそこ)さんです。著書「武器輸出と日本企業」が話題になっています。
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http://nico.ms/lv276559960?ref=sharetw ... ... ... ...
この本は、日本で初めて催された武器展示会から始ります。
2015年5月のあの武器展示会の様子はショックでした。横浜のみなとみらい地区で開催されました。確かに武器=全て軍事に結びつくと考えるのは早計です。そのため、政府や防衛書は『防衛装備品』という言葉をが使っています。とはいってもどうも誤魔化されている感は否めません。
言葉の置き換えは安倍政権の常套手段だからです。
これは望月さんの本で知ったのですが、NECと極東貿易は独自にブースを出していたそうです。もちろん『売り込みのため』でしょう。
当時の報道で、彼らの口から私たちが宝のように守ってきた武器輸出三原則が『足かせだった』という言葉を聞いて、戦後史を否定されたように感じたのは私だけでしょうか?
ちなみにこの展示会の成功に主催者は気をよくしてか、すでに2017年6月の開催も決まっているとのこと。
ここで、おさらい。
武器輸出三原則は、佐藤栄作首相が1967年国会で答弁したものです。
・共産圏への武器輸出は認められない
・国連決議より武器等の輸出が禁止されている国へは武器輸出は認められない
・国際紛争の当事国または、その恐れがある国への輸出は認められない
しごくまっとうです。
その後、三木武夫首相が『武器輸出についての政府見解』を発表します。
このように基本的に日本政府は長年武器輸出には慎重な立場をとってきました。『タカ派』と言われた総理でもです。
しかし、2014年4月安倍晋三内閣下で事実上の解禁が『あっさりと』決められてしまいました。この件について、一方的に自民党を責められない側面があると望月さんは書いています。2009年~12年に着々と根回しはされてきたと。
私は民主党政権下で何が起きていたかが知りたいです。これは全くの初耳。
それにしても、『戦争の当事者になる国』が輸出禁止から外されたんでは、戦争に荷担していると思われてもしかたがないように感じます。
『武器輸出と日本企業』
防衛省は、かつて省庁のなかでは〝三流官庁〟と揶揄され・・・と望月さん。父は外交官でした。霞ヶ関の省庁の中で漠然とした順列が(精神的に)あるのは幼子心に感じていて、嫌だなと思っていました。
安倍政権になり『これからは防衛省がより重要視される時代になる』と防衛官僚から、強気の発言が目立つようになったそうです。(望月さん)
そして、2015年10月には、とうとう『防衛装備庁』が設立へ。『この道しかない』まさに戻ることのできない道を日本がつき進んでいるようで不安を感じます。
さわりだけご紹介しましたが、今日さらに詳しいお話を伺えるのが楽しみです。