これまで豊洲盛り土問題について『全面協力する』と言っていた石原慎太郎元都知事が、一転して『聞き取り拒否』したことが昨日報じられました。
これは都民のみならず、国民の多くも唖然だったのではないでしょうか?
石原氏はまさに豊洲を築地市場の移転先に決めた時の知事。この問題の一番の責任者です。
当初は職員のせいにして都民と一緒に『怒っている』ポーズでしたが、当然すべての書類には
石原氏の署名捺印があったため、その作戦(?)は成功しませんでした。
なぜか『怒られる側』の人が、国民と一緒になって『怒る側』になり、一定の効果(自分への批判の矛先をかわせる)をあげることがあるのが不思議です。テレビや新聞を見ながら『何、被害者になって怒っているの?あなたでしょ、加害者は』と憤ることたびたびです。
そして2008年5月30日の記者会見では、豊洲の建物下の箱を埋める案を検討するよう担当局長にしたと発言(10月6日東京新聞より)しており、結局、自分の責任を認める書面(謝罪文)を出しました。
『謝ったら死ぬ病』の第一人者としては、謝罪文だけでも珍しいことです。
その9月21日の書面でも、この『盛り土問題』の調査に『全面協力』する意向を示していました。
まさに『一転して』拒否です。
『聞き取り拒否』
許されるのか許されないのか、逃げられるか逃げられないか。小池都知事のリーダーシップに期待したいところです。