このニュースを耳にしたとき持った違和感。
最初はそれがなんだかわかりませんでした。
その後、元外務省の佐藤優さんの『まだオバマ氏が大統領なのに、就任前の一民間人に一国の総理が会いにいくのは外交上あり得ない(概略)』という解説を読んで違和感がそれだったとわかりました。
外務省筋に聞いても確かにわざわざ会談するために足を運んで、という例はないそう。
海外首脳で会談が一番だったなどと総理周辺がはしゃいでいますが、一番は当たり前。各国は申し出をしてないのだから結果的にはそうなるでしょう。プーチン大統領のようにとりあえず電話で祝辞、会談は就任後というのが(外交上は)通常対応とのこと。
日増しに高まる批判に慌てたのか、総理周辺はにわかに『私的会談』を強調しだしましたが、そうなると公費出張はおかしいとなってしまいます。
同じように50万のドライバーの50万は『私的な贈り物』?どこが支出?という声も。
アメリカでは、長女の会談同席が問題になっています。確かに大統領に就任予定のトランプ氏はまだしも長女は完全な民間人。それも、本当に『私的会談』であれば、理屈上はおかしくはありません。
さて、結局、会談は公?私?
今後も議論は続きそうです。