女性誌で男女共同参画の特集を組むにあたり、国会で「女性議員として」苦労したことの取材を受けました。
男女共同参画社会とは、なんでしょう。
「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。
(男女共同参画社会基本法第2条)
安倍さんが「女性の輝く社会へ」と勝手に言っているわけではなく、ちゃんと「男女共同参画社会基本法」という法律があるんですね。
最近続いた事件の関係で、いまだに国会でも女性はセクハラされたり、仕事で差別されたり、並々ならぬ苦労をしていると思われます。私自身は国会内でも地元でも露骨なセクハラなどはなかったので恵まれていましたが、同僚からは相談を受けたりはしていました。
メディアの心ない報道はつらかったですね。訴えたりはしませんでしたが、あまりに事実無根なことは抗議をして何回も謝罪を受けました。蓮舫さんを見ていると気の毒になります。
仕事では差別はなかったように思います。
むしろ、女性だから得をすることもあります。顔は覚えてもらえるし、本会議では女性の新人議員は続けて登壇させてもらえました。男性で10年登壇したことがないという人もいるのでチャンスには恵まれました。
国会議員で女性の比率を高めようという動きがあります。私はこれには賛成です。内閣の中で大臣の割合を決めたらどうかという声もあります。
う~ん。これはちょっと。
女性議員が増える前に閣僚を増やしてしまうとそもそも女性議員の、そして「大臣適齢期」の女性議員が少ないのですから、いつも同じ顔ぶれになってしまいます。クオーター制度導入後ですね。
永田町で「スカートを穿いていたら大臣になれる」と皮肉混じりに言われる理由ですね。
2009年当選組で5人子どもがいる議員が2人いました。5人!さすがに大変そうでしたが、宴会になかなか参加できないと言っていましたが、頑張っていました。でも、パートナーや実家の協力は絶対必要です。
この話をしていると、むしろ10倍苦労した前職のテレビ局時代の話をしたくなりますが、最近はコンプライアンスが厳しくなり、「普通の会社」になってきたとのこと。
過ぎたことは口チャック・・・でしょうか。
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