2月22日毎日新聞に以下のタイトルで、「エンゲル係数」に関する記事が出ました。内容はおおむね正しいのですが、実は2月1日~3日の段階では間違いがあり、それを一旦はそのまま再掲したんですね。(以下の記事ではすでに修正されています)22日23日と続けて同じ(に見える)記事を見て違和感を感じた読者もいたのではないでしょうか?
ネットウオッチ
ネット事典「ウィキペディア」 「エンゲル係数」の編集合戦 首相答弁に沿った改変/専門家は批判
こちら
整理すると、エンゲル係数のWIKIは最後に書き換えられたのが2017年10月だったんですね。普段はさほど注目されないページです。
その後2月1日まで特に動きはありませんでした。安倍総理の「エンゲル係数発言」があってから2月1日から編集合戦になりました。その際、WIKIの編集の表示時間が01:24(協定世界時UTC)になってため勘違いは起きました(私含む)
毎日新聞(ほか?)が協定世界時を日本時間と間違えて報道してしまったようです。(配信先のヤフーニュースは、今回毎日新聞に合わせて修正しています。
22日のいつの段階かわかりませんが(おそらく夜)に修正されたようなのですが、そのアナウンスはされていないか、されていても目立たない形のように感じます。私も指摘されて気がつきました。
実は、毎日新聞は10年前に犯行時間を間違えて報道するという誤報をしてしまっています。
毎日新聞"Wikipediaに犯行予告"と誤報 時刻表示を勘違いか、実は犯行後
2008年11月19日[ITmedia]
政府のデータを追及しているタイミングでひっそり(どこかに謝罪訂正が出ていたらすみません)修正では追及の資格なしになってしまいます。以前から、ネットニュースは間違いがあっても、そのお詫びや修正の周知が十分でなく読者にわからないことが気になっていました。これを機会に考えて欲しいものです。