新潟県知事選挙が終わりました。野党が推した池田ちかこさんは惜敗でした。
候補という点でいうと、演説も上手い、感じもよい、と恵まれた闘いだったと思います。
色々な意味で異例でした。
政策でいうと、反原発か否かという図式に持っていかれなかったのが悔いが残ります。結果、反対票の37%を花角氏が取り込みました。最終日9日土曜日の新聞の全面広告も、原発のない社会を目指すといったものでした。「目指す」ですから、目指して結果違っても文句は言えません。
新潟県知事選挙は大事なはずなのに、安倍さんのみならず、主要閣僚が入らなかったことにも違和感がありました。接戦が予測されましたから、負けたときのことを考えたのでしょう。
応援に入った顔ぶれが何と言ったらいいのか・・・(以下自制します)
スキャンダルがほとんどない池田さんでしたが、それが災いしたともいえます。
3年前に早退したとか、専門学校卒だとか(実際は早稲田通信学部卒)「拉致被害者はいない」論文といい、デマが酷かったですね。デマ消しは参議院選挙に向けての課題ですね。今回の叩かれっぷりを見ていたら、女性は政治に参加するのをひるむでしょう。
私の印象としては、新しいアカで池田さんを叩く専門のような人が散見されたこと。「ソース」として引用しているのは中韓を批判的に取り上げている見慣れぬ保守系サイトでした。ツイートの中身はテンプレートのように似通っていました。
選挙が終わったら、デマなどうやむやになってしまいますが、悪質なものは、今後のために対処したほうがいいでしょうね。
さわやかな闘いからはほど遠く後味悪いです。
投票時間の繰り上げが多すぎるという点は今後調べます。
怒られそうですが。気になった点は、後半の「落下傘」批判。相手候補は高校まで新潟で育っており、「落下傘」呼ばわりはどうだったんでしょか?県民にしてみたらいい県政が優先かと。本物の脱原発をもっとアピールしたらどうだったんでしょうか?