1人の町議が6月9日に投稿したツイートが物議を醸しています。
小泉しゅうすけ寒川町議(立憲民主党)のツイート
「未だに『ヘイト表現は表現の自由に含まれない』とか言ってる人がリベラルを自称する人に多くて異様に感じます。ヘイトだろうが表現の自由は権利です。他者が人の表現の権利を侵害して良いとするのはリベラルの態度ではありません。ただし表現の自由には表現への責任が必ずセットになるというだけです」
「ヘイトだろうが表現の自由は権利です」ここに反応した方が(私を含め)多かったんですね。
ここで書かれた「へイト」は「他者に迷惑をかけないヘイト表現」のことであり、「ヘイトスピーチ」をよしとしているわけではないとこの後説明されています。なるほど。
「リベラルを自称する人」のくだりは、そのまま反対の立場の方には、
「「ヘイトだろうが表現の自由は権利です」と言っている方が、リベラルを自称する人に多くて異様に感じます」と返されてしまいますよね。
それをなぞってしまいますが、
リベラル側でこうした「他者に迷惑をかけないヘイト表現」を「表現自由である」とする言説はよく散見されますので、さほど驚きません。このツイートもまた「言論の自由」なのです。そして、その意見に反論する自由も小泉町議にもあります。
問題は、小泉しゅうすけ町議が「立憲民主党の所属」だったこと。そして、その主張が果たして「立憲民主党の政策」と合致しているのかどうかではないでしょうか?
9日以降の凄まじい量の「弁明」が投稿されています。ほとんどが最初の投稿の補足であることから「好きな人は読んだらいい」でしょう。
私は「(他者に直接の被害がない)ヘイト表現」も含め、すべてのヘイトは言論の自由に含まれずの立場です。また、ヘイト表現はヘイトクライムに繋がると考えます。私の考えは、です。
多種多様の意見は認められるべきです。
ただし、所属政党と「ヘイト」という大きな問題において、党と所属議員の考えが「もし」違うのならば、支持者にとっては大問題なのではないでしょうか?
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