みやけ雪子タイトル

2018年06月17日

「イッシン&ユッキーナ」バイト先上司だった山口一臣からまつりさんへの言葉

「高プロ」を含む働き方改革関連法案が国会(参議院)で審議されていますが、6月19日にも採決が強行されるという話が流れています。

「高プロ」を含む働き方改革関連法案が国会(参議院)で審議されていますが、6月19日にも採決が強行されるという話が流れています。

「高プロ」は野党の人はよく「残業代なし法案」などと批判していますが、単純に残業代が払われないというよりは、労働時間に関する規制が取っ払われて、残業という概念そのものをなくしてしまおうという非常に恐ろしい法律です。

これまで労働時間は曲がりなりにも1日8時間、週40時間以内という規制があって、それを元に残業は上限何時間だとか、36協定はどうだとかといった議論がなされてきました。ところが、「高プロ」によって、そもそもの基準値がなくなってしまうのです。

そんな信じられないことがまかり通ろうとしている最中、今週は大事な一人娘の高橋まつりさんを会社(電通)に殺されたお母さんの幸美さんをゲストにお話をうかがいました。

まつりさんとは、実は大学(東大)時代からの知り合いでした。東大の合格発表のとき、テレビの取材で「将来は何になりたいですか」と聞かれたまつりさんが、なんと「週刊朝日の記者になりたい」と話していたのです。それをたまたま編集部員が見つけて、当時編集長だった私に通報してきました。それから、まつりさん探しが始まって、めでたく出会うことができました。以来、週刊朝日で週イチでやっていたインターネット番組のアシスタントや取材補助などいろんなことをやってもらいました。好奇心旺盛で、どんなことにも物怖じしないまつりさんは、まさに週刊誌記者にピッタリだと思っていました。しかし、現実的には新聞も週刊誌も斜陽産業なので、まつりさんが最終的にナンバーワン広告会社の電通に就職が決まったと聞いたときは、みんなで大喜びしたものでした。正直、朝日新聞社に入るよりずっとよかったね、と。でも、それはとんでもない間違いだったことがやがてわかります。

まつりさんとは「就職祝いしようねぇ~」と言っていたのに、なかなか時間がとれない。毎日、毎日、遅くまで働かされている。最初は、一流会社の新入社員だから仕方がないのかと思っていました。いずれ余裕もできるだろうと。ところが、その年の(就職したその年ですよ...)暮れに、何の前触れもなく、まつりが死んだという連絡が来たのです。いったい何が起きたのか、何のことだか、まったくわからず、呆然としていました。

(イッシン&ユッキーナブロマガ近日公開へ続く)

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