Aさんより。(許可を頂き、転載します)
5月29日にあった、この事件はとても気になっていました。
警察は自殺か他殺かを調べるわけですが、私はそうではなく、障害者の親亡きあとの兄弟の問題がそこに潜んでいるかも知れないと思って、情報を探していました。
6月30日に西日本新聞が報道しました。
http://nagasakiken.wpblog.jp/?p=29014
真ん中の亨さんの兄も弟も知的障害で、兄は入所、弟は通所。
健常だった世話役の亨さんも目が悪くなり、世話が難しくなっていたという。
なのに、亨さんの手続きで、兄は亡くなった日に入所していた福祉施設を退所、同居を始めたばかりだったとある。
なぜ、兄を入所施設に任せられなかったのだろう? ここが一番不思議。
退所は亨さんの希望だったのだろうか。
死に追いつめたものは何だったのか。兄弟は同時に齢をとる。
個々の障害者の支援だけではなく、障害者のいる家族に向き合う人が必要なのではないかと思うのです。
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