みやけ雪子タイトル

2018年07月09日

「大量懲戒請求事件」はカルトなのか

佐々木亮さんをいつ知ったのか思い出せません。何回も取材させて頂きました「良心的な労働系の弁護士」佐々木さんについてはおおむねそういう評判です。

採算度外視で社会的に意味がある裁判に携わってこられました。件の出版社の裁判も嫌がらせなどを考えると受任に尻込みする弁護士が多いでしょう。

実際、あの裁判を受けたことにより「大量懲戒請求事件」に巻き込まれたようです。この事件は単なる弁護士への懲戒請求事件ではなさそうです。

江川昭子さんがすでにそのことを書かれました。「カルト的要素」です。

1人のブログの主の「鶴の一声」で分別あるはずの年齢の方々、おおむね40~70歳と思われますが、その方々がブログ主が示したものに従って懲戒請求をしてしまいました。現在、「日本人と在日外国人(朝鮮人)の闘い」などと「対立の構図」を煽られていますが、一部は自分が誰に懲戒請求したかもわかっていない、把握していない、覚えていないという、頭の痛い状況なのです。

信じがたいことに、佐々木さんらに「自分は懲戒請求をしているか」という問い合わせがあるそうです。「日本人と在日外国人(朝鮮人の闘い」なるロジックはまったく意味不明です。弁護士さんの中に帰化された方はいるかもしれませんが、当然それは何の問題もありません。また、ブログ主が好んで使う「外患誘致罪」は、今まで適用例がありません。あってないような法律です。ちなみに外患誘致罪は死刑になります。刺激的だから使用していんでしょうね。

「朝鮮学校無償化の賛同者」が外患誘致罪=死刑になるはずがないことは少し考えたらわかることです。佐々木さんらが呼びかけた和解もブログ主の「応じるな」である時期から止まってしまったわけですで、このことにより、佐々木さんらの「長い、そして多数の裁判」が始まります。

損害賠償金額は個別事案で事情が違うので「高い安い」は一概に言えないでしょう。30万×960人=3億近い。そう主張する不当請求ダーズの方々は無視するとして。(そもそも請求金額通りに判決ってありましたっけ・・・)

極めてカルト的な色合いが強いこの事件に自ら犠牲になり闘ってくださっている弁護士さんらには、感謝します。

なぜなら懲戒請求者の目を覚まさせるには、現在はこの方法しか考えられませんし、この方々が次に「鶴の一声」で何をしでかす(失礼)か考えると、佐々木さんらに行動には抑止力として大変意味があります。

オウム事件も死刑執行にあたり、あらゆる合理的説明も通用しない「カルト」について、考えていかなければいけないと感じています。

死刑執行前夜の宴席とあの笑顔は私には「カルト」に見ましたが、あくまでも私見です。

人気ブログランキングへ


政治ランキング


◆まぐまぐメルマガ『三宅雪子のこわいものしらず
初月無料 第1・2・4金曜日発行 5つのコラムで構成されています。

トップページ:Home
プロフィール:Profile
活動報告:Activity Report
お知らせ:Information
リベラル戦闘宣言:Official Column
応援する! :Next Challenge Support
<   2018年7月   >
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

このウェブサイトは三宅雪子事務所が主体となり作成・運営しています。
このウェブサイトの運営には政治資金は使われておりません。
コンテンツ内で使用する三宅雪子本人のイラストの著作権は「漫画の新聞」にあります。
※転載、引用をご希望の方はinfo@miyake-yukiko.comまたは下記事務所までご連絡ください。
[三宅雪子事務所] 〒108-0073 東京都港区三田3丁目4番3号RIPL9
Tel.080-4966-8838
Copyright (C) 2011 miyake-yukiko.com All rights reserved.

 
アクセスカウンター