たまたま自宅に投函されていた区の情報誌。
「老人クラブ」の活動が紹介されていました。会費も安価ですし、高齢者の方がこうして地域活動に参加するのはいいことです。
ただし以前から「老人クラブ」というネーミングは気になっていました。おおむね60歳以上が対象とのことですが、政府がいう高齢者は70歳以上とのですからギャップがあります。
公益財団法人 全国老人クラブ連合会(老人クラブ)は、老人福祉法の趣旨に則り、老人福祉増進を目的とする事業である老人クラブ活動の活性化を図ることにより、老人保健福祉思想の普及啓発に寄与することを目的とする団体です。(HPより)
老人福祉法の一部改正について(平成30年4月1日施行)
こちら
65歳以上の高齢者人口は3461万人(平成28年9月15日現在推計)で、総人口に占める割合は27.3%となっています。 前年(3388万人、26.7%)と比較すると、73万人、0.6ポイント増と大きく増加しており、人口、割合共に過去最高となっています。
高齢者社会で高齢者が住み慣れた地域で健康的に生きがいを持って生活することが今後大事になってきます。そのために議論が必要です。
高齢者は人と会話したり、つきあいをすること機会が黙っていると減ってしまうのでその機会を増やす意味で「老人クラブ」の存在意義はあるのですが参加者は年々減ってきているそうです。
「みんなの介護」によると、「老人クラブ」は、なんと!クラブ数が約11万、会員数は約627万人!巨大組織なんですね。ただし、1999~2012年で約2万クラブ、約200万人減少しており高齢化と逆行しているんですよね。「人間関係がわずらわしい」「自分はまだ老人だと思わない」が入らない理由とされています。となるとネーミングは考えた方がよさそうですね。