菅総理は不条理をなくしたいといったが、不条理は今の日本ではなくならないのだと今日感
じた。いつも正義が勝つような綺麗ごとが通用する世の中ではないのだ。
それでも、国会議員になった以上、すべてのことにおいて、不公平、不条理がない社会を目
指す。今はそれしか言えない。
今朝、問題になっている朝霞の公務員宿舎を見に行った。遠かった。車で行ったたせいもあ
り、半日がかりになってしまった。まわりは自然豊かな場所。そこに広大なスペースがある
が、塀で覆われているため、建設が進んでいるのかもどうかわからない。わずかな時間停車
していただけで、ナンバーを控えられたのには驚いた。作業員の方も神経質になっているよう
だ。
そもそも宿舎建設は自民党政権時代に決まっていたので、宿舎が必要かどうかの議論にな
るとちょっと待ってよ、と言いたくなる。ただ、事業仕分けをし、それを野田財務大臣(当時)が
了承したのも事実。説明を丁寧にしていくべきだ。
今日の予算委員会でも安住さんが懸命に答弁をしていた。この2日で大いに議論すればいい
と思う。私の意見は、朝霞に建設すること自体は贅沢なことだと思わないし、公務員宿舎は公
務員の生活パターンなどを考えると必要な側面はあると思う。しかし、事業仕分けは、公開の
場でした一種の約束。ガラス張りにし、透明性をアピールしたのだから、建設再開もオープン
にすべきだった。東日本大震災が起きた今、復興財源の話をしている中での工事再開はいか
にもタイミングが悪い。