通常国会が始まり、まだ10日。
しかし、最初の1週間目に本会議が続いたため、思った以上に長く感じる。2週間目
は予算員会で集中審議。予算委員会が開かれているあいだは基本的に他の委員会は開
かれない。しかし、厚生労働は覚えきれないほどのワーキングチームがあるのであま
り忙しさは変わらない。先週は、医療・介護・年金の合同の団体ヒアリング2時間が
3日間あった。
『政治家が何をしているかわからない』→『仕事もせずに高給をもらっているのでは』
と思っている方が多い。これは私たち政治家の努力不足によるもの。皆さんの税金
で歳費を頂いているので、私は国会内外での仕事はできるだけお伝えすることは国会
議員の義務だと考えている。有権者のにはご年配の方もいらっしゃるのでネットだけ
ではなく色々な方法を用いているがまだ十分ではない。もっと努力しなければいけな
いと思う。
本会議・委員会・部門会議・ワーキングチーム。それ以外にTPP関係。『慎重に考える
会』は役員にして頂いているのでその会議がある。そして、先週金曜日3カ月ぶりに
始まった経済・連携PTは、今後週に一度のペースになるそう。また自分が事務局をし
ている議員連盟がいくつかある。これは多ければ多いほど議員も秘書も準備で大変。
ということで国会は忙しくするもしないも自分次第である。私の相手候補(福田元総
理の予定・・・先日の新聞によると出馬表明されたとのことだが)はホームページを
お持ちではないようだ。私は、これについては以前から『ぜひ開設して頂きたいな
あ』と思っているが僭越すぎて言えないまま現在に至っている。後援会から要望され
ないのだろうか。一般有権者は総理時代は黙っていても動向は報道されていたが、今
はなかなかわからないので知りたいはず。
今、有権者の方々が(政治家に対して)関心があることは主にこれらではないかと推
測する。TPPに賛成か否か(自由貿易に賛成か否かではない→私も自由貿易自体は否定
しない)、消費税など金融政策についてのスタンス(私は円高対策、デフレ脱却、金
融緩和、滞納金対策、行革、政治改革が先という考え)、原発についての姿勢(私は
脱原発派。(日本が地震国であることも理由の一つ)段階的に耐用年数を迎えたもの
から廃炉へ、新規はもってのほか。再生可能エネルギ―転換へ)。そしてもちろん年
金など社会保障。
そのほかは、企業献金。私は常識範囲内ならまだしも、特に公共事業においては数百
万、数千万のお金のやり取りは絶対にすべきではないと思う。国民に誤解を与えるこ
と、政治不信につながることはするべきではない。私自身は、私たち政治家の努力に
よって個人献金の文化を根ざしたい。(名誉のために申し上げると福田元首相は八ツ
場の献金では名前はあがっていないはず)
私の祖父は『政治家70歳定年制』説の人だったので、すっぱり70歳になる前に引
退した。当時落選せずに引退するのは珍しかった。口癖は『票や地盤は自分個人の持
ち物でない。だから皆さんにお返しする』。ということで世襲や後継者指名はしなか
った。私自身は世襲については賛成でも反対でもない。県議が国政に出る道がないこ
とが気になるが、(すべての人に平等にチャンスは与えられるべきという観点から)
しかし、それもまた有権者の判断かと思っている。私が見ていると、今の自民党は多
くの総理・閣僚関係者・ベテランがいすぎるために船頭多し・・・の状態のように感
じる。(注、ちなみ福田元総理はそういうタイプではない→庇ってばかりであるが
(笑))それぞれがそれぞれにあった役割をすれば(体力がある限り)ご高齢の議員の現
役続行自体は何ら責めるべきことではない。ただ、その代わり深夜国会などが耐えら
れる体力があることが大前提だ。
さて、昔、役所仕事が遅いことが批判されていた時期『すぐやる課』というのが話題
になったことがある。私は『すぐやる(政治)家』を目指している。付け加えると、
すぐ話せる、すぐ会える、すぐ動く、・・・。政治家は『いつ休んでいるの?休まな
いとだめだよ』と言われるぐらい働かなければいけないそうだ。幸い、これは年中周
囲に言われているので合格か。私の場合、『勉強タイム』は帰宅してから4~5時間
ある。夫が寝ろ寝ろ、とうるさいので一旦寝たふりをして、いびきが聞こえてからベ
ットを抜け出す。朝は5時半ごろ起床。これが国会開会中の生活パターンだ。会議が
ない時は役所の方に来てもらい、レク。役所には嫌がられるぐらい資料請求をしてい
る。電話での問い合わせに至っては数え切れない。あらゆる役所に、である。皆さん
から多くの宿題を頂く。あまりの多さに現在こなしきれていないがメモを取り失念し
なよう努力はしている。今日はここまでにするが、細かい政策についてはこれから随
時お知らせしようと思う。