永田町は増税の議論一色。3日連続の会議で論点は出尽くしたということで、月曜日は役員会で論点整理し、水曜日にまた議論となります。
「改革なくして増税なし」
「福祉なくして増税なし」
「景気回復なくして増税なし」
これは小沢元代表が最近テレビ出演の際、言った言葉です。
私はテレビ局で経済記者の経験は1年ほありますが、経済の専門家ではありません。消費税に関しては、資料請求をし、過去の事例や滞納額の推移など調べました。今まで景気が悪い時に増税した例はありません。
景気が悪い時に増税するというのは経済学の観点からもありえないことです。
しかも、前回の3%から5%の消費税のアップの時、予算委員会で当時の宮沢大蔵大臣を追及したのは岡田副総理です。この議事録をみると、消費税をきっかけに景気が悪くなったことを宮沢大臣に認めさせています。この時と今とどう違うのか岡田副総理の説明を聞いてみたいものです。
消費税を3%アップした時の滞納金額は2000億増え、全体で約7000億と過去最高になりました。現在の滞納金額は3300億で少なくは見えますが、この裏にはかなり強引な取り立てがあるとの指摘も昨日会議でもありました。差し押さえまでの工程表を見ると、非常にシステマティックに機械的に行われており、そこに「あと少し待ってあげよう」など情が挟まれているのではないんだろうなと感じました。
前回も全体で4兆以上の税収減(法人税、所得税が下がった)税収が下がる可能性が極めて強いのに関わらず、野田総理の意思はかわりないのです。「私は皆さん一人の一人の話を聞く」という言葉で投票したという議員が「全然違うじゃないか」と怒っていました。私も野田さんが総理になって以来一度も話したことはない。年末の税調で質問しただけ。
とにかく今、消費増税の議論することさえ私は反対です。早くこの議論を終わらせ、私たちは復興・復旧に全力で取り組まなければならないのです。