社会保障と税の一体改革を取り仕切っていた先輩との間で出た会話。「私達は組織人か否か」
話したいと思っていた先輩議員とたまたま30~40分話すことができた。この議員は8
日間に及ぶ「社会保障と税の一体改革」の会議を事実上取り仕切っていた人。(責任者は
前原政調会長、司会は別の議員)そこで、私が述べた点は主に以下の点。
1、結果はともかくあの終わり方は酷かった。8日間の議論を台なしにするものだった。
2、その後、私が予想した通り、離党者まで出す事態となったがいまだ誰もこのことに
責任をとっていない(民主党は責任を取らない政党なのでこれもまた予想通りではあ
るが)あなたは取るつもりはないのか、私だったら責任を取る。
3、8日間苦楽を共にした前原政調会長を置き去りをにし、戻ってもこなかったのは
人としてどうなのか。このことには(残った)賛成派からも「あまりに冷たい」と
いう声が上がっていた。
これに対しての先輩議員の答は、1に対してはほぼ同意をしてくれたが、同時に事情も
話してくれた。これについては紳士協定もあり私からは言えない。しかし、自分は組織人
であり、組織に従わざるを得ないとのことだった。
2に関しては、沙汰(処分)は幹事長の判断。(要は自分から取るつもりはない。)
3、コメントなし。(予想外の追及だったらしく困った顔をしていた)
私は、こう申し上げた。私もその先輩と同じように会社員生活が長い(21年間)。党に
所属している以上、当然そこでの決定に従うべきと思っていたが、しかし、それは間違っ
ていた。その組織より国民は上に位置しており、その国民の命や成果すや主権が脅かされ
るときは、その判断が勝る。
私たちは組織人ではない。同じ考えの人が集まって(残念ながら今は違うが・・・)結果
として組織となっているのだ。
私は早くに気がついた。しかし、残念ながら先輩はいまだにそのことに気がつていないか
もしれない。