3月4日(水)「三宅雪子のツイキャスナイト」のインタビュー ⑤です。
(三宅)
本当にいやお聞きすればするほど、本当に日本という国がこの本のタイトル通り、崖っ淵国家なんだなという風に思います。
そして、残念ながらですね、多くの自民党のOBの皆さんは、この今の現状に対してですね、たいへん危惧を抱いていると、けれどもやはり戦争を知っている世代の方々がまあ皆さま引退をされた、でも戦争を知らない世代でも、私もそうですけれども、戦争の怖さというのは、わかるという風に思います。
なぜ、確かに、今、この瞬間、家の中にいるとそれは戦争を身近に感じないかもしれませんけれども、きちっとですね、現在起きていることを一つ一つ知っていけばですね、その危機というのがかなり自分の身近、そして自分の家族の身近に迫ってきているということを本当に感じなければいけないと思うんですよね。
ですけれど、テレビをつけるとバラエティ、そして、ニュースはそういったことを十分に報道していないという状況の中で、あたかも明日、明後日の平和が保証されているかのような勘違いというようなものも本当に起きている風に思います。
このぬるま湯、よく茹でガエルと言われますけれども、ぬるいお湯に入ったつもりが、だんだんと熱くなっていって、気が付いたらもう熱湯になっているというような、本当に今そういう状況じゃないかということが本当に心配です。
(孫崎)
おっしゃる通り、だから先ほどのファクラーさんの話に戻ると、ファクラーさんはまだ日本の国民全体を信用しているんですね。
サイレントマジョリティー、マジョリティーは静かにしているけれども平和を願っている、これが日本人だとファクラーさんはそう思っているわけです。
私はそれは正しいと思っているんですね。
ところが重要なことは、このマジョリティーの平和を望んでいる日本の経済的な発展を望んでいるマジョリティーがサイレントだということなんです。
そしてそれがまったく違った形の安倍首相というこのグループによってサイレントマジョリティーがサイレントマジョリティーの思っているのと違う方向に連れて行かれていると、これをもう、今これを認識して、私たちができることが何かということを真剣に考えないといけない。
できることは、もう簡単に投票するっていうことだってできることなんだから。
(三宅)
このサイレントマジョリティーが投票行動をしてですね、世の中を変えていくってことで、動かしていくってことで、決して現在の状況に完全に絶望せずに諦めずにですね、この人たちに多くを伝えていく努力、テレビだけに任せておくと、ちょっと本当に情報がやはり全体が統制されてしまっていますから、されているように見えますから、そういった中、サイレントマジョリティーの方々に投票所に足を運んでいく、そして、実際行動していただく、そして、まあいろいろな意味で情報操作に乗らなずに真実を知っていただくと、その中でですね、ご自分の考えで投票していただくということが、本来本当にリベラルが多いと思います、日本は。
ですから、そういう方々が行動していくように、まあこれは国会の外でも頑張れると思っておりますので、え〜、まさに孫崎さん、こういう本をたくさん最近出されていますよね。
先ほど、今日、本の話をしまして、どの本という話おっしゃったんで、たくさん出されているんですよね、ご本を。
(孫崎)
はい。
(三宅)
ですから、こういったご本を出されたりいろんなところに出演されて、随分1対9とか最近お伺いしましたけれども、あのそういった中でもですね、孤立無援でも頑張っていらっしゃるということも聞いてますし、本当にですね、声をあげて頑張っていきたいなと思って、私の場合は小さな小さな小さな微力ですけれども、それでも頑張っていきたいと思っておりますし、孫崎さん、またぜひこのツイキャスですね、ご出演いただけたらと思いますけれど、時間だいぶオーバーしてしまいまして、今日ご出演いただきまして、本当にありがとうございました。
(孫崎)
ありがとうございました。
(略)
はい、ということで、今日は孫崎享さんにご出演をいただきました。
協力:hamousaさん