またまた、引用になってしまうが、マックス・ウエーバー。「政治家の最も大切なことは距離である」
私はこの言葉を座右の銘にしている。多くの団体や組織、個人の意見を聞くことは大事であるしまた、必要なことであり、私もこれを完全に否定すべきとは思っていない。しかし、何かの重要な判断を下す時に、自分が何を基準にするのか。周囲の条件に流され、諦めのうちに妥協してしまうことはあってはいけない。政治家の原点。全ては国民の生活ために。
参議院選挙で大敗後、民主党はねじれ国会の苦しみから、国会運営を重視するあまり、この「国民のために」という一番大事な理念を次第に忘れてしまったように感じた。法案の成立のために3党協議を重視する方向にシフトしてく過程で、いわゆる1%側と言われる「勝ち組」の方々(経済界・大手企業など・・・)との距離が99%の国民の皆さんより近くなってしまったように見えた。(低所得者に負担が大きいとされる消費増税を決めたことなど)
「古い政治からの脱却」すなわち、「しがらみからの脱却」「既得権益からの決別」簡単なようで難しいのは承知している。しかし、これは我が党のみならず、与野党全ての議員が目標としてもらいたいところである。もちろん、自分自身も常に肝に銘じておかなければいけないと思っている。