知的障害を伴う自閉症の画家太田宏介さん(37)=福岡県太宰府市=の絵画展が、世田谷区成城二の「成城さくらさくギャラリー」で開かれています。インタビューをツイキャス配信させて頂きました。素晴らしい絵画でした。取材にご協力下さり、ありがとうございました。
(以下は東京新聞より引用)
障害を隠さず「自閉の画家」を名乗ることで共感を集め、障害者やその家族も多く来場している。七月一日まで、入場無料。
太田さんは三人きょうだいの末っ子で、二歳で自閉症と診断された。絵を始めたのは十歳で、通っていた造形教室で色に興味を持ったのがきっかけ。線一本を描くのに半年、物を見て描くのに三年かかったが、絵を描いているときは短い間だが集中でき、奇声を上げたり、動き回ったりすることもなくなったという。
作品は、鮮やかな色づかいと大胆な構図が特徴だ。新作など約四十点を展示、オレンジで縁取られたペンギンや羽ばたくインコ、花瓶からあふれるように咲く花などが描かれている。動物園を訪れて描いたキリンの親子は、体が赤く縁取られ、背景が青、黄など色彩豊かに表現されている。
太田さんのマネジメントをする兄信介さん(43)は「個展を開くことで、本人の自信になっている。称賛されると作品がどんどんよくなり、三年ほど前から人物も描くようになった」と成長を喜ぶ。太田さんは「絵を描くのは好きです。いっぱい見てもらえるとうれしいです」と話していた。
展示は午前十一時~午後七時(日曜は午後六時、最終日は午後四時まで)、二十五日は休み。問い合わせは同ギャラリー=電03(5727)3133=へ。
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