「やまゆり園」事件から2年、私たちが真剣に考えるべきこと
神奈川県相模原市の障害者施設「やまゆり園」で起きた殺傷事件から2年が経ちました。今回、ゲストとして話をうかがった日本自閉症協会の市川宏伸会長は、事件はいまだ進行形で社会は受け止め切れていないと話します。加害者である植松聖被告は、事件を反省するどころか「(知的)障害者は生きる資格がない」という自らの考えを変えるつもりもないようです。関係者にとってはたまらない話でしょう。
知的障害者は言うまでもなくなりたくてなっているわけではないのだと市川さんは強調します。どんな人間だって、人として生まれた以上、ひとりひとりがかけがえのない存在なのだということです。でも、この当たり前のことが希薄になりつつあるような気がしてなりません。つい最近も問題になった衆議院議員の杉田水脈氏(自民党)の発言は、その象徴と言えるかもしれません。子どもを産まない人間は「生産性がない」と言って社会から切り捨てようという話です。とんでもない考えです。(続く)
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