痛みを伴う改革、痛みだけの改革。
将来の生活のための痛みであれば、それは、一時的に批判されようとも、最終的には、その政策は国民の理解を得られると思う。
治療に痛みが伴っても、それで病気が治るのであれば耐えられるということだ。
それが、治癒の見込みがない、単に痛みだけの治療であったらどうであろうか。
その治療を受けようという人は少ないだろう。
「財政危機」という言葉に騙されてはいけない。
現在の、特に福祉・医療などの社会保障費は、政府の財政(予算)の中で優先順位が下げられたというもので、その結果、国民生活は、今後、窮地に追い込まれていく。
大介護時代の到来に、「特養の新増設を推進」くらいしか対策がとられていないどころか、これから始まるのは、自己負担増だ。
お金はある。
現に、防衛費などは増額され、総理は海外に行くたびに桁違いのお金をばらまいているではないか。
諦めてはいけない。
小選挙区制度は、その欠陥も指摘されているが、少なくとも、政権交代を可能にした制度。
最低限でも、与党が単独過半数割れをすれば、今までような強引な手法は通用しなくなり、法案の改正も可能になってくる。
逆に、過半数を取らせてしまえば、痛みだけの改革は続いていく。