午前1時。
どうにか全てのリポートをこなし、水谷はほっとした。鮎川総理は、各社生出演だった。
今回の解散総選挙は、大義名分がわかりにくく、、それを尋ねるキャスターに鮎川総理がややキレ気味になる局面が何回かあり、ひやひやした。
「景気が悪いから、消費税増税は延期する。しかし、アユノミクスは成功している。まだ、全国にその恩恵が行きわたっていないから、実感がないだけ」というが、では、その「恩恵」が行きわたってから、選挙でいいではないかと思ってしまう。やはり、今回の解散・総選挙はわかりにくい。
しかも、総理は今回の選挙を「アユノミクス選挙」と名付けた。アユノミクスの評価を問う選挙ということらしい。う~ん。
それにしても、鮎川総理の今日のテレビ出演はマイナスだったと思う。元々、総理は、双方向のコミュニケーションが苦手だと言われていた。
あまりにも、感情的なっていたし、質問者の質問をさえぎったり、街頭インタビューに答えた一般国民にまであたっていたのには驚いた。
このまま、選挙戦に突入して大丈夫なのだろうか。
しかし、12月2日公示、14日投開票でもう決定し、永田町はすでに走りだしている。
⑬に続く。
注;この小説はノンフィクションであり、登場する会社、人物などは全て架空のものであることを御承知おきください





