開始時の予定の8回から延長を重ね17回連載の予定です。
初の法廷ルポです。
国会議員だった私は厚生労働委員会に所属しており、
「福祉と雇用」がライフワークでした。
そういった意味では裁判は門外漢です。
これまで続けられたのは、自分が不当だと思うことと闘う方々の姿を見て、
それを伝えなければいけないと思ったからです。
懲戒請求制度そのものは当然万人に認められたものです。
ただし、その濫用を許したらどうなるのでしょうか。
傍聴の過程で、自らが懲戒請求した弁護士が誰かも知らず、
また自ら出した書面を読んでもいない一部の被告に驚かされました。
弁護士自治についても考えさせられました。
この記録が様々な社会問題を考えるヒントになりますように。
むろん、現在懲戒請求者にも(自身が正当だという)主張がある方もいるでしょう。
その意見をすべて阻むものではありませんが、特に民族排他的なものには、同意しかねます。