みやけ雪子タイトル

2018年12月08日

「完璧な被害者らしい対応などできない」クーリエ・ジャポンを読んで

朝。クーリエ・ジャポンの記事を読んで、胸が張り裂けそうになりました。


「差出人は25年前の最も有名なレイプ事件の被害者
拝啓 伊藤詩織様」

https://courrier.jp/news/
archives/142306/

この中でも「25年前のレイプ被害者」が矛盾しているとして批判された行動の数々について説明していますが、性的被害に遭ったとき、その後、誰しもに納得してもらえるような「完璧な性的被害者らしい対応」ができる人はなかなかいません。

頭がパニックになっています。当然、その日にまさか性的被害に遭うことは想定していませんし、そんなこと(性的被害)に慣れている人などいません。性的被害に限らず、被害に遭ったときに適切な対応を取れる人がどれほどいるでしょうか。

私も以前の男性からの大量のメールについて「ある場所」に相談(被害を届けた)したときに、メールに返信をしてしまったことを指摘されました。なぜ、返信してしまったのか。私はただ、やめてくれと返し、その後返信などしてはいけなかったのです。

そこには私が返信したくなる驚くべき秘密の暴露が書いてありました。私の個人情報を渡すにあたっての金銭などのやりとりをうかがわせるものでした。頭が真っ白になり、「なぜ?」と尋ねたくなりました。その気持ちは止められませんでした。公表されている文書についても書いてありました。(このメールを公開したら誤解がかなり解けるでしょう)少なくても今も誤解している数人には見せたいという気持ちはあります。私のものとして拡散された文書についての憤りも書いてありました。公開にあたってそういうことをしない約束だったそうです。この件は何回も主張しています。拡散された文書は私のものではないと。

一回も返信しなかったらどうなっていたのか、ここでは明かせません。そして、その後どうなったのかも明かせません。私はその男性の将来と自分への誤解がすべて解けることをはかりにかけて悩みました。今でも答えが出ません。誰も不幸にならない方法があれば一番いいのですが、それは理想論です。

「差出人は25年前の最も有名なレイプ事件の被害者
拝啓 伊藤詩織様」に出てくる弁護士は、相手のY氏の弁護士です。Y氏の弁護士の下記のブログの内容には絶句です。

現在、民事裁判中ですからコメントを避けますが、弁護士が長文で被害を訴えている女性を責め立てる姿勢には首をかしげます。本来は依頼人がこのような行動を取ったら止める立場のはずだからです。

https://www.kitaguchilaw.jp/
blog/?p=3913

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