安倍総理の街頭演説で最近たびたび「排除」騒ぎが起きています。
同じ声をあげるのでも、応援はそのまま、ヤジは排除といった調子です。
札幌での排除行為に抗議する市民デモが10日にありましたが、そのデモの場で道警側がデモ参加者を撮影しました。デモ隊に同行していた弁護士が「肖像権の侵害だ」と抗議。警察が撮影した映像の削除などを求めましたが、道警が応じなかったので問題となっています。
事件が起きたのは道警本部庁舎前です。
デモの参加者を道警警察官はおよそ15分間にわたってビデオカメラで撮影して
ていたとのこと。事前の警告はなく、行きすぎた行為と言えるでしょう。
肖像権をめぐっては、1969年の最高裁判決が知られています。
「公権力が『正当な理由無く』個人を撮影することは、憲法13条の趣旨に反し、許されない」とされた判決です。