政治家の家には育ちましたが、まったく政治の道には興味がなかった私。
10数年前、一度出馬のお話を頂いた時もお断りをし、その後テレビ局で21年間なんの疑問も抱かずそれなりに充実した日々を送っていました。しかし、年月が経つにつれ、自分の中に表現しようがない違和感が芽生えてきて、自分の天職はなんだんだろと考えることが多くなってきたのです。このままで私の人生はいいのだろうか・・・。
街中で困った人がいても通り過ぎていく人たち、マンションで挨拶も交わさない一部の住民、平気で路上にゴミを捨てる若者、孤独死する高齢者、家族で殺し合う事件の多発・・・。
どんどん削られる社会保障費・・・。
それらに、ひどく心を痛める自分がいて、このことに何もしないでいいのだろうかと考えるようになったのです。
そんな時、まるで私の気持ちを見透かしたように声をかけてくださった小沢元代表。
そして誰もが不可能と思った群馬4区での当選。
比例復活でしたが、初めての民主党の議席でした。2009年、政権交代が実現し、2011年、1000年に一度の震災が起こりました。
菅総理が宿命と言ってご批判を受けていますが、そう感じた議員もいたのではないのでしょうか?この復興を成し遂げるまでには、私たちは政権を譲り渡してはいけない、それだけは強く思っています。しがらみのない私たちだからできることがある。1000年に一度の震災の経験がないのは他の党も同じ。特に原発の問題は、60年放置していた党には決して再び任せてはいけないのです。我が党の中にも意見の相違など問題はあります。これらは速やかに解決し、被災地の復興をさらにスピードアップし、未来を担う子どもたちを守る政策をすぐに実行に移さなければなりません。