夫が朝食を作ってくれ、薬を飲み、腰を温めています。
と書くと何もしない主婦のようで人聞きが悪いですが、私が介護の必要な状態だからです。
だんだん、コルセットをはずして歩ける距離が短くなってきました。会館のエスカレーターや動く歩道が止まっているのは節電のためですが、障がいがある方はつらいだろうな、というのは身を持って感じます。怪我をして、色々なことがわかり、障がい者行政をライフワークにしている私にはためになる経験になっています。今まで気がつかなかったこと、見えなかったことが、まだまだ不十分ですが、わかってきました。怪我一つでも前向きにとれることができるようになりました。
やはり、医師のアドバイスには従わなければいけなかたったと心から反省。5か月経って悪化しているなんてあってはならないことです。
退院後の一カ月に厚生労働の関係の方から頂いた遠方での講演のお話、自分が行きたかったのもありましたが、障がい者関係を扱う事務局に入りたかった私は、周囲の制止を振り切り、出掛けていきました。今にして思うと、一番安静にしなければいけない時期に、毎日の駅立ちを含め、無茶をしすぎました。これはすべて自己責任。
転落は、それに至る出来事があったにせよ、自分の不注意であり、なんの言い訳もできないことです。ですから、もう『痛い』という言葉は書きません。仕事には支障をきたしていないので、少し会議には遅れることはありますが(歩くのが遅いため)、これからも頑張っていきます。
最近、長妻さんの『闘う政治』をいまさらですが読み、野党の時代の民主党の輝き、長妻さんはもちろんですが、馬淵さんのさっそうとした偽装耐震の追及などを思い返しています。政治が、しかも野党が変えれるんだと思ったのも今の自分があるきっかけです。野党時代ではありませんが、(連立政権下の)菅さんの薬害エイズにも影響を受けました。そんな民主党が今100%党の良さを出せていると思えないのは残念ですが、長妻さんの『招かれざる大臣』、岩淵美智子さんの『政治学の授業』の山井前厚生労働大臣政務官のパートを読んで頂けると、本当に多くのことが厚生労働の分野で民主党政権になって変わったことがわかります。そういう意味で、民主党は決して必要以上に卑下はすることはないと思います。これからも、震災復興においては雇用をはじめ、厚生労働が担う部分は大きく、これまで以上に全員一丸となって頑張らなければ。