原子力を推進する資源エネルギー庁と、監督する・監視する原子力安全・保安院がなぜ同じ経産省の外局なんだろう。
こういう不思議なことは、事故が起きて、問題が起きて初めて気がつきます。
どんな場合でも、監視機関は完全別組織が所管し、当該関係者でない、専門家で構成されるべきではないだろうか。しかし、結局は御用学者・関係者ばかりになってしまうのが実情です。
話は少し逸れますが、政府の多くの審議会(一体いくつあるんでしょう)の委員を選ぶのに、私たち政治家(執行部除く)は関与できません。(推薦ぐらいはできる場合も)官邸の中で決められ、時にはその審議会のメンバーが、私たちが部門会議なので議論した内容と違う結論を出し、政府のお墨付きで新聞でその事実が発表されることさえあります。審議会の類の在り方はぜひ今後改善して欲しいことの一つ。あくまでも参考意見を取りまとめる場にして、その内容を部門会議にフイードバック、それを踏まえ議論をする。政治主導をうたっている民主党なのだからそうあるべきだと思います。