東京では、携帯を片手にずっと連絡事項に追われていました。私は厚生労働委員ということもあり、医療関係の方から連絡が多いのです。どこに連絡したらいいのかわからない、電話をたらいまわしをされるなどの相談に乗ったり。
医療ジャーナリスト伊藤旬也さんから頂いた情報は重要なものが多く、すぐに災害対策本部に入れました。担当の井戸まさえ議員が適切にスピーディに対処してくれました。彼女は、薬害イレッサ議員連盟の仲間。問題処理能力が高い政治家で私が信頼している同期の一人。不眠不休で大変でしょうが、頑張って欲しい。彼女のおかげで、東大から東北大学病院への病院食の搬送もすぐにできました。今日からの分が1食もなく一刻を争う事態だったのです。無事出発できたと聞き、ほっとしました。与党であることの責任をひしひしと感じます。行政は政府・与党の指示系統の元、対策本部の指示で動いているからです。信頼性の高い情報は、すぐに本部に入れなければいけない。そこを精査するのは私(や他の議員)の役目。でないとなんでもかんでも対策本部に集中し、機能が停止してしまいます。
東京からは2時間で高崎に到着。
道はがらがら。途中自衛隊の車は1台走ってましたが、そのほかは普段と変わりのない風景。街も一見しては変わりがないようです。
こういうときは、たとえボランティア目的でも街宣や駅頭は控えるべき。自分ができることをやることが重要。与野党の申し合わせで、国会議員の現地入りは控えることになりました。誰もかれもが押し寄せても迷惑なだけ。2次災害も心配です。医師など特別の技術を持った人、政府から指示を受けた人以外はこうしたパフォーマンスは控えるべきでしょう。
しかし、地元の議員は本当に気の毒。どんなにか歯がゆい思いでいることでしょう。
政府が今回の災害を激甚災害として認定したと今、発表されました。
と書いたところで東京にとんぼ返りになりそう。